「あー」という喃語から始まり、「ニャーニャ」など簡単な発語から「ママ いた」という2語文へ。
赤ちゃんから幼児期(いわゆる【勉強】として言語を習得する以前の時期)に、人はどのように言語を習得しているのでしょうか。
ヒトが発語をする際には、見る、聞く、触れる、感じる、話す(筋肉を動かす)と様々な要素が複雑に絡み合って脳で処理をされているため、その研究も複雑になってきます。
今回の研究では、その一つの糸口として【4歳~6歳の子供達】の言語にまつわるデータを集めています。ぜひ、多くの方のご協力をよろしくお願いします。
【ゲーム】と呼ぶPCを用いた内容を1人ずつ実施します。
お話を聞いて質問に答える形式で、1人あたり40分程度となります。
*日にち
2020年10月10日(土)・11日(日)・11月14日(土)・15日(日)
ただし、11月14日(土)はお車でのご来場はお控えください。
*時間
10時~15時40分(事前予約制、毎時0分開始~40分終了で1日6回開催予定)
*場所
当施設 2階プリズムホール(密を避けた配置による実施となります)
*対象
4歳~6歳(調査時点で該当の年齢であること)
知能指数や言語運用能力を測るテストのようなものではなく、あくまで子どもたちがいずれ習得する、大人が話す日本語との違いを見つけることで今の言語学理論への貢献を目指すものです。
得られたデータは将来、言葉の発達に障がいのある子どもを助けるプログラム作成の際などに役立つ場合があります。
密を避けて調査を実施するため、事前予約による調整をさせていただきます。お申込み受付人数などの詳細が決まり次第、当HPにて改めて告知させていただきます。
研究者プロフィール
菅原彩加(すがわら あやか)
1985年生まれ、千葉県柏市出身
東京大学文学部英語英米文学科卒業後、同大学院同研究科修了(修士(文学))
2016年9月、マサチューセッツ工科大学言語哲学科博士課程修了(博士(言語学))
2015年~2017年 三重大学教養教育機構特任講師
2017年~2019年 三重大学人文学部専任講師
2019年より早稲田大学理工学術院専任講師(現職)
言語学の中でも専門は子どもの言語獲得。特に意味と音の関係について研究している。
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